20年〜30年前の製造の説明です。
タオルプリント
手刷りプリント→機械プリント→インクジェットプリント
手刷りプリント
使用する色毎にスクリーン型枠を持ち、ポイントを合せて色を重ねてプリントを行いカラーを表現していました。
プリント作業は、長いテーブルに同じ間隔で連続でタオルを張り、タオルの位置に合わせて各色同じポイントに、
印刷板(ゴム製)で刷り込み柄を作っていました。力の入れ具合によりプリントの仕上がりが変わり、
使用する色数に応じて作業人数が必要になり、プリントできる数も少なくかなり重労働でした。
プリントできたタオルを(板)から剥がして、プリントできたタオルを棒にかけ乾燥室に入れて乾燥して出来上がり。
機械プリント
スクリーン型枠をすべて機械に固定し、プリント作業はすべて機械が行い、スクリーン型枠の下を移動する(ベルト、板)にタオルを張る、
プリントインクの補充、プリントできたタオルを(ベルト、板)から剥がして、取り上げ乾燥機に入れる作業を人が行っていました。
機械開発により、少ない人数で高率よく作業できるようになりました。
作業もかなり軽作業になりました。
インクジェットプリント
家庭用のパソコンのプリンターと同じプリント方法です。
違うのは、紙でなくタオルを張るベルトがありタオルの上をプリンターヘッドが移動してプリントを行います。
一枚のプリント時間が長くプリント単価が少し高くなります。
少ないプリント枚数や人物の写真など細かい柄が表現でき、柄によってはインクジェットでしかプリントできない物もあります。
インクの浸透が少なく表面プリントになります。
紹介したプリントは20数年前の事で、現在ではインク、定着のり、その他の材料、機械の進歩により確実に良い製品が出来ていると思います。